世の中、広うございまして、今日のこの日、「四月一日」とお書きするご苗字の方が、この御国にはいらっしゃいますのね。
なんとお読みするか?なんと“ワタヌキ”サマ、とお呼びするそうな…。
江戸の昔、一部の武士以上のお家柄を除いた町民にとっては、着物は貴重な物で、一年中を同じ着物で過ごしましたとか。
袷(あわせ)と言うのは表地に裏地がついたモノ。贅沢禁止令が出た頃、お金持ちは、裏地に贅を尽くした、とも伺っておりますわ。主に春、秋には袷で過ごします。
単(ひとえ)は文字通り、裏地を取ったもの…一枚ものですわね、暑い季節には単で過ごします。
そして、冬、殿方が着る羽織、も江戸時代、女性は着る風習がございませんでした。羽織が許されたのは、江戸は深川“辰巳芸者”の特権。粋で気風のいい辰巳芸者の黒羽織はドンナにか素敵だったでしょう
冬の庶民の女性は袷の中に薄く綿を挟んで、寒さを凌いだのです。そう、今の(今はもう無いですわね^m^)ドテラをご想像したら近いのかもしれません。
そうして、旧暦四月一日は・・・・・ようやっと春になり。ソノ袷から再び綿を取り出します。文字通りワタをヌクから“わたぬき”…
どんなお方が苗字を許された時に“四月一日”のご苗字にしたかは、アタクシも判りませんが…
なんだか面白い中にも意味のあるご苗字ではありませんの。
あっ!!四月一日だからアタクシがミナサマを担いでるってコトはありませんのよ。コウ見えたってアタクシσ( ̄∇ ̄;)生まれてから33年間、一度だってウソと坊主の頭は結った事、ございませんのよ( 〃▽〃)σコレこそがウソだっての!ε=ε=(/*~▽)/キャー
ウソばついたらでけんたいっ!byもび
最終更新日 2008年04月01日 19時58分34秒