読書の秋、仕事柄,
月に何冊もの本を読み、また寝しなに必ず本を読む楽しみから逃れられないアタクシですけれど、
幼い時、どんな童話を読み、そしてどの本が今のアタクシのモトになっておりますのやら…と考えてみましたのね。
そしてアヤシクなった記憶の淵から浮かび上がった珠玉の三冊。
まずはこちら↓
“しろいうさぎとくろいうさぎ”これはもうアタクシ中ではハズセナイ一冊。ガース・ウィリアムスの作品ですの。森に住む2匹のうさぎの淡くもなんだか象徴的な結婚までのお話ですのね。原題がラビット ウェディング☆
くろいうさぎが男の子でしろいうさぎが女の子。うさぎの世界もドコトナク頼りないのが男の子で…あああっ、男の子は守ってやらなきゃイケナイんだわっ!って心に刷り込まれたきっかけはこのご本かも知れませんわ。
そして、つぎ↓
100万回死んで100万回も生きた猫のお話。“100万回生きたねこ”佐野洋子サマのお作です。サマザマな境遇で100万回も生きた猫が、今度は野良猫に生まれて、初めて家庭を持ったんですのね。愛を知り、守るものを得たお猫が体験した事、それは…あっ、無理っっっ。思い出しても泣けてくるんですのっ。
一度も泣いた事がなかった主人公のお猫サマ…このお話で“愛”と言うものの持つパワーにアタクシ、武者震いいたしましたのヾ(^0^)ゞ
そして三冊目はこちら↓
保育園に通う“しげる”と言う悪ガキ^m^が主人公でございまして、“いやいやえん”と言う変った題名。中川李枝子サマのお作です。
ドコにでもある保育園での生活のヒトコマから始まって、途中に積み木でお船を作り出した頃からシーンは荒波の大海へ…リアルからバーチャルってソレこそお子の脳まんまの筋立てに、オトナだと面食らうところですがアタクシすっかりはまってしまい“しげるの居る保育園”に通わせて欲しい旨、両親を困らせた思い出も^^;
何部かの短編からなるお話で、アタクシは転園生??の“やまのこぐちゃん”のお話が今でも大好きですの。
“いやいやえん”と、言うのはしげるがなんでも“いやだ”と言う事を聞かないので“いやいやえん”と言うルールもなにもない保育園行かされるコトになるのですが、あれほど望んでいた“決まりのない保育園”のはずが…、と、お終いはチョッピリ教訓めいた流れになっておりまして。
この3冊が今のアタクシを作ったものだとしたら…やっぱり動物好き、♀にしてはスパイシ〜ってのも…なんだか自分でもミョウに納得してしまうじゃぁありませんのっ|〃▽〃)
皆サマはどんな童話でお育ちになりまして?三つ子の魂…今の皆サマをお作りになった隠し味がそのあたりに隠されて居るはずですわっ(*゚ー゚)ゞ⌒☆
最終更新日 2008年09月21日 15時22分17秒